かまどけし徒然の記

気張らず、のんびり、思うままに。。。

何気にクルマ遍歴①

誰しも初めて所有した自分の車には思い出があると思う。

仮にオンボロの中古車であったとしても、遠くまでドライブに出かける楽しさは教えてくれたり、メンテナンスの必要性を体験したり、時には運転の怖さやむずかしさに直面したり。

で、自分が今まで所有したり乗った事のあるクルマを指折り数えてみたところ、ざっと20台近くに及んだ。

記念すべき1台目から、順を追って回想してみたいと思う。

日産マーチ

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初めて乗ったクルマは初代の日産マーチだった。

近藤真彦が登場するCMコピーは今でも覚えている。

『マッチのマーチはあなたの街にマッチする』

何とも微妙なコピーではあったが、イタリアの有名デザイナー、ジウジアーロが手掛けたスタイリッシュでコンパクトなデザインも手伝って人気車となり、あっと言う間に街中にあふれかえった。

自分が乗ったのは5ドアハッチバックのFCという最下級グレードで、色はシルバー。

パワーウインドウはおろか、パワーステアリングもエアコンもなし。

しかも4速フロアシフトというコスト削減を絵にかいたような廉価版だった。

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だがこの車には楽しい思い出が本当に多い。

我が家に初めてやってきた車という事もあり、自分の足はもちろん、家族の足として大いに活躍してくれた。

運転する事がとにかく面白くてあちこち走り回り、最初の車検直前の走行距離は、確か12万キロを超えていたと記憶している。

完全な多走行である。

奥日光への日帰り釣行や、弟といっしょに北海道へ貧乏旅行にも行ったのも良い思い出である。

反対に、大雨で冠水した道路に無理に入って行き、あやうく水没寸前という怖い思いもした。

雪道で初めてスピンした時は、もし対向車がいたら自分はこの世にいなかったかもしれない。

どれも無知がゆえの自分のミスである。
ドレスアップや簡単なチューニングにハマってしまい、最後の頃はそこそこ個性的な車になってしまっていた。

所有期間は3年弱。
オイル交換などの基本メンテナンスはキッチリやっていたので調子は悪くはなかったが、最初の車検を通すことなく手放し、売却代は次の車のスタッドレスタイヤに消えた。